
第68回日本婦人科腫瘍学会学術講演会開催にあたって
札幌医科大学産婦人科学講座 教授 齋藤 豪
このたび、第68回日本婦人科腫瘍学会学術講演会を主催させていただくにあたり、一言ご挨拶申し上げます。札幌医科大学産婦人科学講座一同、心を込めて準備を進めております。
本学術講演会では、以下の点を特に重点項目として掲げております。
1. 学術集会の国際化
国際的な視野での学術交流は、婦人科腫瘍学の発展において不可欠です。プログラム委員会と協議を重ね、海外からの参加者にも魅力あるシンポジウム、ワークショップ、教育プログラムの構成を目指してまいります。
2. 基礎研究の推進
臨床医を目指す若手医師にも、基礎研究の意義と魅力を再認識していただけるような内容を充実させます。トランスレーショナルリサーチの推進や、新規治療法の開発など、基礎と臨床をつなぐ機会を提供いたします。
3. 人と人とのつながり
ハンズオンセミナーや情報交換会を通じて、知識の習得だけでなく人的ネットワークの形成にも力を入れます。コロナ禍を経て希薄になりがちな交流の再構築は、今こそ重要と考えています。
Shape Tomorrow: Evolving Treatment Paradigm and the Most Effective Strategy
「進化する医療の中で、未来を切り拓くベストな治療法を探る」
これは今回の学会のテーマです。
7月の札幌は、全国が暑さに包まれる中でも、爽やかな気候に恵まれた地です。多くの皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。