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子宮頸がん検診について

子宮頸がん検診の有効性

検診は、特定の病気を早期に発見して早期に治療する事を目的としています。婦人科検診は、婦人科がんの中の「子宮頸がんを早期に発見する子宮頸がん検診」を一般的に意味しています。子宮頸がんは、婦人科がんの中では最も検診に適した疾患で有効性が証明されていますが、子宮体がんと卵巣がんは検診対象疾患として有効性が証明されていません。子宮頸がんの検診内容は、問診(ワクチン接種の有無など)、腟鏡診(子宮頸部の観察)、内診(子宮や卵巣の触診)、細胞診(子宮頸部からブラシなどで細胞を採取し、異常な細胞が出現していないかを顕微鏡で調べる検査)とHPV検査(ヒトパピローマウイルス検査:子宮頸がんの主な原因ウイルスで子宮頸部の細胞から行われるウイルス検査)です。

図1子宮海岸健診

子宮頸がん検診

子宮頸がん検診は、問診、腟鏡診、内診と細胞診で行われます。近年では、細胞診と組み合わせることで“前がん病変(がんになる前の病変で子宮を温存して治療可能な時期)”の発見率を高められるHPV検査(細胞診目的に採取された細胞の一部から行うウイルス検査)が、一部の自治体で導入されてきています。別の検診方法として一部の方は、自己採取細胞診検査を受けておられますが、この方法は精度が悪く受けるべきではないと考えます。一方、自己採取HPV検査は精度が検証されているところで、未受診者対策(どうしても受診者できない方の検査法の一つ)として、今後の導入が期待されています。

まとめ

婦人科検診は、死亡率減少効果(検診を受けることにより死亡者が減る効果)が証明されているのは“子宮頸がん検診”だけです。その子宮頸がん検診は、婦人科腫瘍(子宮体がんや卵巣がんなど)や婦人科疾患(カンジタ腟炎など)が偶発的に発見されることも多い検診です。まずは、婦人科検診として、子宮頸がん検診を受けることをお勧めします。しかし、検診は、100%の発見率ではないので、子宮頸がんであればHPVワクチン接種が予防法として推奨され、子宮体がんや卵巣がんであれば症状(不正出血や腹部膨満感など)を認めたときに医療機関へ早期受診することをお勧めします。

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